校訓「自ら求めよ」の精神を生かしてひとりひとりの成長を育む

　本校は、全校生徒が99名で、各学年1クラスの小規模校です。人数が多くない分、生徒と教員の距離が近く、学校生活や将来のことなどについて親身になって相談できる環境にあり、卒業後も多くの卒業生が部活動の指導や授業の支援などで足を運んでくれています。
　自分で調べたことをベースに、友人との協働した学びや、先生や地域の方からのアドバイスなどを受けながら進める授業が設定されています。また、学校行事「技能体育祭」では、全校生徒一人一人にイベントの内容を考える機会が与えられ、周りの協力を得ながら準備や運営をする行事です。
　このように、自分を律しながら、自主的に行動し、最終的には自走できるようなカリキュラムが設定され、試行錯誤しながら自然豊かな湧別の地で仲間と共に3年間を過ごせる高校です。

地域と連携した授業

地域と深く連携した授業が特徴の1つです。
【未来計画】
　「総合的な探究の時間」として開講され、生徒の興味関心を元に自由にテーマを設定しながら3年間を通して学ぶ活動です。活動は縦割りのゼミ形式で行い、学年の壁を越えて学び合うことが大きな特徴です。また、地域の方々と、大学の先生や学生など、様々な方々が生徒一人一人の探究活動を支えてくれます。様々な人と対話を通して、試行錯誤を繰り返しテイク中で、探究する力を身に付けることができます。
　
【北海道学】
　北海道や地域の自然や歴史、文化、環境、産業などの分野について、フィールドワークを通して体験的学習や外部講師による講話、出前授業等を通じて、郷土愛を育むとともに、地域との関わり・地域づくりに対する関心を高め、見聞を広めます。また地域との関わりを通して、自らの生き方を考えるキャリア学習も並行して行います。

【地域と生活】
　湧別町について家庭科を通じて学ぶ活動です。特産品を使い、様々な体験を行います。湧別町ではホタテとチューリップが特に有名であり、ホタテの「稚貝」を使った「チガイのわかるカレー」を商工会婦人部の方から教えてもらい、実際にホタテを自分たちでさばき調理します。また、「チューリップ公園」のチューリップの花びらを用いた「チューリップ染め」ではオリジナルTシャツを作成します。

【湧別チャレンジ】
　「湧別チャレンジ」とは、令和6年度から実施されるキャリア教育です。外部から先生をお招きして進路に関する講演を行ったり、実際に大学の研究室を訪問して学んだりと、生徒一人一人が様々な経験を通して、自分の夢と向き合い、「自主・自律・自走」を元に、自らの進路を切り開いていく力を身に付けます。